さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

シューティングゲームサイド Vol.7 雑感あれこれ

少し前に発売された『アクションゲームサイド Vol.B』『アドベンチャーゲームサイド Vol.0』は、新規記事がほとんどなかったので記事にはしませんでしたが(※)、公式通販で扱ってる電子書籍版が実に快適でして、目次からタップひとつで目当ての記事へ飛べるし、バックナンバーを手早く参照できるし、紙の本無しでもいいかも…と思えてしまいます。

相変わらず文字が細かく詰め込みまくられたレイアウトなので、iPadなどのタブレット端末はともかくスマートフォンでは少々読みにくいかもしれませんけどね。
 
(※『ゲームサイド 2009年2月号』で一部しか掲載されなかった『ノスタルジア1907』未使用シナリオが『アドベンチャ〜』で4年越しに完全収録されたりしていて、単なる再録というわけでもないんですけどね)
 

『VECTROS(ベクトロス)』『VRITRA(ヴリトラ)』『DODONPACHI MAXIMUM』

話題作のコーナーで、スマートフォンの3作品がいずれも開発者インタビュー付きという力の入った紹介がされているのを見ると、今やスマフォがゲームのプラットフォームとして確固たる地位を築いていることが実感できますね。
 
傾き検知機能を活用することで体感ゲーム的な操作感覚を生み出す『VECTROS』(iPadで遊ぶとサイズ的に操縦桿っぽさが倍増!)、タッチパネルという新たなデバイスで古き良きシューティングの醍醐味を存分に味わえる『VRITRA』『DODONPACHI MAXIMUM』、いずれの作品も往年の名作をリスペクトしつつも最新のプラットフォームへ順応するべく創意工夫を凝らして奮闘を続ける開発者諸兄のインタビューを読んでると、時代やハードが移り変わっても作り手の熱意が消えるわけじゃないことが再確認できて胸が熱くなりますね。
 

EGG MUSIC Presents ゲーム音楽家インタビュー 斉藤康仁

「レーザー♪強いぞレーザー♪」で有名な『ヴォルガードII』は先に歌詞を考えてから作曲したという逸話、『頭脳戦艦ガル』の曲がすぎやまこういち氏に酷評されたという噂の真相、そして『ライザンバーII』タイトル画面でのソウルフルなシャウトの舞台裏についてetc…。
 
ファミコン初期から活躍してきたベテラン作曲家でありながら、メディアで取り上げられる機会がほとんど無かった斉藤氏のぶっちゃけ話が聞けるという点で、非常に価値の高い記事となっています。
 
しかし数々の名曲を手がけていながら、その仕事がアルバム化されたのは『サイキック・ディテクティヴ・シリーズ・ザ・ベスト』だけというのは意外というか、実に勿体ない話です。
レトロゲームのCD化が盛んな昨今、某クラリスとか某スウィープとか、それこそEGG MUSICあたりが手を上げてもらえませんかねぇ…。『うっでい・ぽこ』とか超聴きたいんですが。

そして「『ライザンバー』の系譜」なるオマケ的なコラムがありますが、旧『ユーズド・ゲームズ』時代を含めて『ライザンバー』の記事が載ったのは今回が初めてだというのがちょっと意外だったりして。
 
…音楽もゲームもメディアで語られにくい宿命でも背負ってるんでしょうか。