さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

ゲーム・レジスタンス1巻&2巻 雑感あれこれ

ゲーム・レジスタンス (GAMESIDE BOOKS)

ゲーム・レジスタンス (GAMESIDE BOOKS)

ゲーム・レジスタンス (GAMESIDE BOOKS)

ゲーム・レジスタンス (GAMESIDE BOOKS)

ゲーム・レジスタンス2 (GAMESIDE BOOKS)

ゲーム・レジスタンス2 (GAMESIDE BOOKS)

尖ったゲームレビューと破滅的なエッセイで、KTCのゲーム誌やブログや自アンで一部のコアなゲーオタに愛されていたゲームライター原田勝彦氏の遺稿集が、少部数(2500部だとか…)ながらも2冊合わせて約500ページという結構なボリュームで発売されました。
原田氏のファンブックという側面が強いのですが、ハイエンド志向の据え置き機がゲームシーンをリードしていた西暦2000年前後の熱気を凝縮したゲームレビュー集としても読み応え満点の一冊となっています。
…扱っているジャンルに偏りがあるのは仕様なのでご了承ください。
 
『ユーズド・ゲームズ』系誌の記事はイベント限定冊子で書かれたものまで収録されている上に、未収録分も著作リストでフォローしていたりと、なかなかの充実ぶり。
ゲーム批評』での仕事は編集部が解散している為に収録されていないのは、権利関係で復刻できないレトロゲームみたいだな〜…と思ってみたり。
 
巻末の特別寄稿で津田清和さんと奥山美雪さん(!)が言及されているように、原田さんってば優れたセンスを持っていながら、良くも悪くも妥協できない性格で損してた印象が拭えませんね。
そんな真っ直ぐで不器用な人だからこそ、一部読者から熱烈に愛されていたのも事実ですけど。
 
  
…ところで単行本の帯に応募券(?)みたいなのがあるけど、何かに使う予定でもあるんですかね。

 
原田氏…というかゲーモクさんに言及すると、原田氏が「ゲーモク」名義で書いていた個人ブログ「9bit confusion」を閉めるという記事へ脊髄反射で反応して「ゲーモクさんは原田勝彦さんと同一人物ですか?」という質問メールを送ってしまったという実に痛い思い出があります。
 
今思い出してもこっ恥ずかしいんですが、こんな不躾なメールに対しても真摯に答えてくれた原田氏ってば本当に生真面目な方ですね。
 
けど「誌面では自分を出さないようにしてたんですが…」という回答には、全力でツッコまなかったのを今でも後悔してます。
出てたよ!
出まくりだよ!
っていうか時々ブログのまんまだったよ!
 
こうなると当時分かってたら、全速力でパラダイスシティの彼方へ駆け抜けてった原田氏の襟首を掴んで現世へ引きずり込みたいもんです。