さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

シューティングゲームサイド Vol.8 雑感あれこれ

ジャレコ・シューティング特集

『ゲーム天国』でゲーセンのオタクねーちゃんこと伊藤由紀ちゃんに「当たり外れの差が大きい」と評されたり、社長のヤンチャな言動がWEB上で話題になったり(http://ascii.jp/elem/000/000/428/428892/)、ゲーム業界における古参メーカーでありながらB級感が拭えない、そんなジャレコの歴史がシューティングを中心に語られています。
 
タイトルを一通り見てみると、ファミコンへ移植された『エクセリオン』『フォーメーションZ』等の初期作品に比べると知名度はやや低いものの、『P-47』『湾岸戦争』を始めとした硬派向けのNMK作品や、見た目も難易度も取っ付き易い『プラスアルファ』『ゲーム天国』といった、幅広い作風でゲーセンにおけるいぶし銀的な存在感がありますね。
 
…って感じにいい話で終わらせとけばいいものを、よりによってジャレコが海外企業傘下のPCCJだった頃にやらかした『ダライアスR』を作品紹介のオチに持ってきてしまう構成には苦笑いが止まりません。
そしてジャレコ特集の直後に掲載されている月刊アルカディアからの特別移植作品『WARNING!!ダライアスRさん』が、可愛くもなかなか容赦無い内容に仕上がっていたりして。
G.T.半分こはいくらなんでも無茶すぎですよ、Rさん。

未発売ゲーム特集では、ジャレコの倉庫から偶然ロケテスト版の基板が発掘されたのをきっかけに、気がつけば勢い余って製品化が企画されるという奇跡的なサクセスストーリーの真っ只中にいる『キメラビースト』の数奇な運命が紹介されています。
アーケードゲーム史上でも極めて珍しいケースなだけに、『キメビー』の動向については今後も本誌で追いかけてもらいたいですね。
 

海外STG事情 フランスのゲームイベント「Stunfest」で戦った3人の”シューティングサムライ”たち

今年の4月にフランスの有志が運営するゲームイベント「Stunfest」で開催された『わっしょい!in Europe』について、日仏両サイドの主催者とプレイヤーのClover-TAC氏が語るインタビュー記事です。
 
※参加プレイヤーと実演タイトルについては以下を参照して下さいませ。
 
Clover-TAC氏『怒首領蜂最大往生』(http://www.dailymotion.com/video/xzjwgb
T3-神威氏『バトルガレッガ』(http://www.dailymotion.com/video/xzjufn
NAK氏『虫姫さまふたりブラックレーベル』(http://www.dailymotion.com/video/xzjxl4

 
イベント開催時点でXbox360版がリリースされていなかった『最大往生』の基板がフランス国内に2枚しか無いという困難を地元のマニアの協力で乗り越えたり、実演に使われた筐体を提供した(別の)地元のマニアに「俺はセイミツマニアだから、三和のレバーがつなげられるコンパネはない」とワガママを言われる等々、数多くの艱難辛苦を乗り越えて成功を収めたこのイベントにこそく海外のオタクが求める「クールジャパン」の可能性が秘められているのではないでしょうか(台パン)!!
 
…や、このイベントを開催したフランス人同志が世界でも稀なレベルの濃密さなので、とてもじゃないが一般化できないと言われると返す言葉がありませんが。