さるたに秘密メモ@はてなブログ

不定期更新。ゲームとか4コマ漫画などなど。

天津向の4コマトーク Vol.13 雑感あれこれ



ここ何回か行きそびれていた4コマトークイベントでしたが、今回はどうにか会場へ紛れ込むことに成功しました。
 
イベントの流れは以下のTogetterまとめが分かりやすいですが、それとは別に私から見た今回の感想について書いてみます。

天津向の4コマトークvol.13(ゲスト:樹るう)実況ツイートまとめhttp://togetter.com/li/378957
 
イベント開始の30分前に入場できたので、本日限定のメニューから『またたBERR』&『こぐまベーカリーセット(先着20食)』を注文。

ベア〜ン!

パンむすめ (まんがタイムコミックス)

パンむすめ (まんがタイムコミックス)

かじるのに罪悪感を感じるほど甘々ラブリーなこぐまクリームパン(マンガではあんパンでしたが)&ピリ辛ソースのソーセージで腹ごしらえと酒の肴は準備OK。
 
そんな感じでイベント開始を待ち構えていたら、3DSすれ違い通信で私の存在に気づいたとりはるさんから声をかけていただいて雑談モードに突入。以前の4コマトークで少しお会いしただけなのにちゃんと覚えていてくれたことが嬉しかったり驚きだったり。 
そうこうしてたら天津向氏がステージに登場。
 
夏コミで向氏が前回ゲストの藤島じゅん先生へ挨拶に行ったらガチで忘れかけられてたり、佐藤両々先生をはじめとした4コマ作家仲間の旅行に加わった際に両々先生の娘さんから髪形について散々突っ込まれたという自慢話を枕にした後、先日のコミティアで「ぜひ読んでください!」と作者自身から渡されたという『激オチくん』を紹介し始めますが、あまりに凄まじいインパクトが今回のイベントに終始つきまとうことになろうとは…。
 
あとで聞いたら『激オチくん』は『マジオチくん』なるタイトルで商業コミックス化されるほどマンガ通に注目されていた作品だったそうで、しかも作者は女性だとか…。
4コマまんが マジオチくん

4コマまんが マジオチくん

 
そしてようやくゲストの樹るう先生登場。
皆が特製コースター付きスペシャルメニュー『ポヨ×2アイス』を注文しようと殺気立っていることもあって、最初はどーでもいい話題から入る向氏。
向「どんな鍋が好きですか?」
樹「え? …ステンレスとかですね」
向「…いや、そういう意味やなくて」

 
樹先生ってば、なんというマジボケさん。
 
お姉さんの影響で『花とゆめ』などを読みながら漫画好きに育ちつつも、漫画家は大変そうだからなりたくない…と思っていたものの、学生時代に友人の漫画家(K崎さん?)を通じて成年向け漫画誌の非エロ短編を描くようになったという樹先生。
[rakuten:surugaya-a-too:12263999:detail]
少ないページに話をたくさん詰め込みたい…という試行錯誤からストーリー4コマが中心となり、深刻な話は控えめで楽しさ優先という樹先生の創作姿勢は「背骨で描いています!」とのこと。
とにかく自分の好きなものを直感で描いているそうで、物語をどう着地させるかは予め考えてはいるけれど、そこへたどり着くのは「自分の脊髄次第」。例えば『私のお嬢さま』のラストは最終回の二話前に決めたんだとか。 
…と、樹先生の原点について興味深い話を聞けた前半戦が終了後、もはや4コマトークの恒例行事となったスペシャルメニューのおまけイラスト撮影会が開催。

他の人がもらったイラストを見せてもらえるだけでなく、他の参加者さんと交流する絶好の機会でもあるだけに、この撮影会は4コマトークにおける陰のメインイベントといっても過言ではないかもしれません。
 
そして迎えた後半戦。
再度『激オチくん』の凄さを語った直後に披露した向氏原作の作品に反応が薄いのが残念そうな向氏…そりゃ強烈な珍味を食べた後にスタンダードな食べ物を出されてもねぇ。
 
その原稿を持ち込んだ水道橋の某ドキドキ☆ビジュアル4コマ編集部の反応は「なぜウチにファミリー系作品を持ってきたのか」というシビアなものでかなり凹んだそうですが、真剣な感想に加えて「あなたが女の子の一番可愛いと思うところを描いてきてください!」とアドバイスしてくれるのは無名の新人4コマ作家に対する対応として理想的なレベルじゃないでしょうか。
 
原稿持ち込み話が一段落したところでサプライズゲストが登場。
「最近、吉本でもこのイベントの話をちょくちょく聞くんで乗っかりに来たわ」
「あなた4コマ興味ないでしょ!? 前に貸した『あずまんが大王』1巻の途中で返したやないですか!」

…そんな向氏に最も身近で最も4コマイベントから遠いところにいる、向氏の相方である天津木村氏の登場で妙な方向に盛り上がり始めてしまいました。
 
木村氏が描いてきたロクでもない4コマをネタに盛り上がるトークは、コンビが揃ったことによる軽快さに加えて、異分子が混じることで新鮮な刺激を味わうことができたという意味では成功したといえるのではないでしょうか。
…次回も来るかどうかはビミョーなとこですが。
 
木村氏が暴れた後に再登場した樹先生にとっての”4コマとは”…「いやし。」
読んで笑って頭を空っぽにして楽しんでほしいというコメントは、自作品に登場するヒロインたちと同じく、純真で優しいガムシャラな樹先生らしいですね。
 
 
そんな楽しいイベントも終了した後、4コマ好き同士であれこれダベろうと手ごろな店を物色していたのですが、大阪から遠征してきた私は持ち時間に余裕がなくて、少し雑談したっきりであえなく離脱。
…次回(11/26)のイベントでは、もう少し落ち着いて参加したいものです。