まんがタイムジャンボ2013年12月号 雑感あれこれ
レーカン! (著:瀬田ヒナコ)
「お〜 どうした ゾンビみたいなツラして――」
「え♥」
「いやそれで復活されんのもな」
ゾンビだいすきなマニアック少女としてのキャラがすっかり定着しちゃった小川さん。
ちょっぴり増えちゃった体重を気にして落ち込んだりする姿はごく普通の女子高生…と言いたいところですが、改めて見ると霊感少女の天海さんに劣らぬ奇特な娘に仕上がっちゃってますね。
- 作者: 瀬田ヒナコ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2013/10/07
- メディア: コミック
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気が利かないようで男前な霊感少年(初級)の勇希くんと、素直だけどちょっぴり寂しげなボクっ娘の花子さんってば、生死の境を除けばベストカップルですね。
…や、その唯一のネックがこの上なく深くて重いんですけどね。
まんがタイムジャンボ2013年11月号 雑感あれこれ
ひみつのマンガ道! (著:三宅あきた)
転校生の西園寺さんは世間知らずのお嬢様。しかしその裏の顔が売れっ子漫画家であるという秘密を知るのはクラスメイトの田中さんだけ…。
浮世離れしたお嬢様と世間ズレしたギャルっ子による不器用な友情物語というテーマは定番ですが、そんな対照的な二人が隠れオタクという共通の秘密を抱えている上に、西園寺さんが描く漫画のファンだという事を田中さんが言い出せないという二重三重にこじれた関係が本作の見所ですね。
今のところはテーマ的に初期の『恋愛ラボ』と被る要素がいくつかあるものの、西園寺さんが現役で活躍するプロの漫画家というシチュエーションは展開次第で化ける可能性アリアリで、今後のお手並みに是非とも期待したいものです。
まんがタイムジャンボ2013年10月号 雑感あれこれ
花の任侠物語しずか (著:火ノ鹿たもん)
一人前の任侠を目指していながら女の子だらけの海水浴へ女装して付いていく羽目になった紅葉くんでありますが、今回はよりにもよって護衛対象のしずかお嬢様に危ない所を助けられるという大失態にドン底まで凹む姿は実に痛々しいですね。
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2013/08/24
- メディア: 雑誌
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まんがタイムジャンボ2013年7月号 雑感あれこれ
花の任侠物語しずか (著:火ノ鹿たもん)
巻頭カラーを強面アニキがビミョーな髪型を晒すシーンに費やしちゃう火ノ鹿先生の度胸には敬服せざるを得ませんね。
「あん…じっとしててください」
「やっぱりお姉さまのようにうまく出来ません〜っ」
「ええから!! ええから!!」「ちょっ待っ おっお姉さ… やっ…ちょっ」「ほら!! 脱ぎや!!」
一方でしずかお嬢様の熱くてイケナイお遊びや猪助のアニキ蝶子お姉さまとの読者サービス的なイチャイチャぶりも描くあたりは絶妙な匙加減です。
- 作者: 火ノ鹿たもん
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2013/07/04
- メディア: コミック
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「ちょっと地味かしら そうね…支配人 血塗られた牡丹色に竜虎の刺繍をあしらった物はない?」
「修羅ンドセル!?」
そしてコミックス発売記念の特別編ではしずかお嬢様ご幼少のみぎりの思い出が語られてますが、彼女のアレな嗜好が亡きお母様によって培われたものだと思うと、感慨深いというか業が深いというか…。
ついでに語られているもみじ君との縁については初恋ネタになりそうでならないところがもったいないですけど、当時の思い出が残ってたとしてもこの二人がそんな縁を活かすなんて器用なことが出来るとは思えなかったりして(苦笑)。
まんがタイムジャンボ2013年6月号 雑感あれこれ
炊飯器少女コメコ (著:うず)
尊(たける)くんへ尽くす思いが止められなくて、炊飯器でありながらヒトへ近づこうとしてしまった事が自分の存在意義を揺るがす事態になってしまったコメコ。
そんな緊迫感あふれる引きから続いた最終回は、
「つまり…おこめちゃんの気持ちだけ切り替えて今まで通りってこと?」
…叔父さんでなくとも引っかかりを感じてしまう締めでありましたが、本作のメインテーマが尊くんの成長物語であって、コメコはあくまで彼の導き手であると考えれば自然な落とし所だと思えますね。
「なぜならコメコは ずっとずっと タケルの炊飯器だからデス!」